平成20年度同窓会学術企画

 

「歯科画像診断のリフレッシュ! 画像解剖を再確認してみませんか?」

 

歯科診療において、画像診断は極めて日常的に行なわれている検査です。ですが、当たり前になりすぎて思考がパターン化し、解剖構造の立体的な位置関係について十分な理解がないままでいることはないでしょうか。たとえば、上顎犬歯の根尖は皮質骨表面からどれくらい離れているでしょうか? 根管治療をするときに気になることはありませんか?

現在、画像診断のモダリティとしては、デンタルやパノラマなどの通常の歯科撮影法に加えて、大学病院などではCTMRI、超音波といった任意の断面が撮影できる検査法が利用されています。歯科医院ではこうした特殊撮影法は一般的ではありませんが、最近、歯や顎骨などの硬組織にターゲットを絞った、三次元的なデータを得られる歯科用コーンビームCTがじわじわと導入されるようになりつつあります。これまで以上に、立体的で正確な画像解剖の知識が必要となってきているともいえます。

そこで今回のセミナーでは、デンタルからCTまで、画像診断のもっとも基本となる画像解剖について、再確認のための機会を設けさせていただこうと思います。特に、コーンビームCTによる詳細な顎骨の立体的な画像解剖に関する知見をご紹介するとともに、これをデンタルやパノラマにフィードバックするような内容にしたいと考えています。

 

 

日時:平成21125日(日)13:0015:00

講師;新潟大学大学院医歯学総合研究科 顎顔面放射線学分野 教授 林 孝文

募集人員:50

場所:歯学部講堂

内容講義、質疑応答/症例相談

受講料:未定 (テキスト代)

 

※受講料等の未定事項につきましては決定しだい同窓会ホームページにてお知らせいたします。