背景と経緯

新潟大学は9学部・7研究科・1研究所、学生総数約13,000余名を容する日本海側有数の総合大学であり、「高志大地に育まれた敬虔質実の伝統と世界に開かれた海港都市の進取の精神に基づいて、自律と創生を全学の理念とし、教育と研究を通じて地域や世界の着実な発展に貢献する」ことを大学の理念・目標としている。

大学全体としても「時代の課題に的確に対応し、精選された教育課程を通じて、豊かな教養と高い専門性を習得し、広範に活躍する人材を養成する」ことを目標に全学教育機構などを中心に、全学的な教育改革を進めてきた。

新潟大学における全学的教育改革の推進体制

こうしたなかで、歯学教育は(1)修復・外科的処置などの職業的技術教育(精神運動領域)の比重が高い、(2)これら技術教育が生物学的、材料学的知識の上に立脚してなされなければならない(認知領域)、(3)卒前に実際の患者様での診療参加型臨床実習を実施する(情意領域)などの特殊性があり、医学・歯科医学教育全体としても、専門教育の高度化・効率化・精選化が求められているなかで、学部の掲げる教育目標を効果的かつ効率的に達成していくため、「学生の知的好奇心を喚起する三位一体の教育カリキュラム」の編成が求められてきた。

新潟大学歯学部の教育目標

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