実施報告

平成20年度における国際口腔生命科学コースの活動報告

ペラデニア大学歯学部での研究論文指導・実技演習

2008年12月、山田好秋副学長、前田健康歯学部長、平野茂樹保健学科長、野水忠宏主任がスリランカ・ペラデニア大学歯学部を訪問した。

訪問の主目的は国際口腔生命科学コース3年生Nandasena氏の指導、ペラデニア大学歯学部での学生・教員への研究指導などであった。

12月4日にペラデニア大学歯学部の教員との懇談会が設けられ、ペラデニア大学歯学部長Amaratunga氏の挨拶の後、前田歯学部長から本コースの現状説明と今後の予定などが紹介され、国際口腔生命科学コースの継続が確認された。

その後、Nandasena氏の最終年度を迎えるにあたりNandasena氏へ直接、研究論文指導・実技演習を行うとともに、来年度における論文発表による予備審査に対する打合せを行い、2009年4月に来日し、公開予備審査を行うことを確認した。また遠隔地教育として有用なe-Learning教材についても意見交換を実施した。さらにペラデニア大学歯学部教員の研究について助言を与え、さらなる共同研究の可能性についても討議を行った。

12月5日には、ペラデニア大学vice chancellor(副学長相当)、国際交流担当教授と懇談し、歯学部間の今後の交流事業について打合せを行うとともに、本学医学保健学科とペラデニア大学保健学部との交流事業について議論を深めた。

ペラデニア大学歯学部長の挨拶
ペラデニア大学歯学部長の挨拶

ペラデニア大学歯学部の教員との懇談会
ペラデニア大学歯学部の教員との懇談会

研究論文指導・実技演習の様子
研究論文指導・実技演習の様子

副学長室での今後の交流事業について打合せ
副学長室での今後の交流事業について打合せ

平成21年度における国際口腔生命科学コースの活動報告

1.ペラデニア大学歯学部での学位記授与

2009年9月、国際口腔生命科学履修コースでは、初の修了者を輩出した。

2009年12月、前田健康歯学部長、小野和宏教授、安島久雄助教、目黒栄光総務係長、渡辺浩匡財務企画課主任は、本コース初の修了者となったTharanga Nandasena氏へ学位記を授与するため、ペラデニア大学歯学部を訪問した。

12月2日、ペラデニア大学歯学部の教員との懇談会が設けられ、ペラデニア大学歯学部長のAmaratunga氏及び前田歯学部長の挨拶の後、前田歯学部長よりTharanga Nandasena氏へ学位記が授与された。また、病棟、実習室、講義室及び研究室等を廻り、実際の診療・教育・研究の状況を視察した。その後、ペラデニア大学Vice-Chancellor(副学長相当)らと懇談し、両大学間のこれまでの交流の意義が確認され、また、今後の交流事業の展開について議論した。

12月3日には、ペラデニア大学リサーチセッション(PURSE2009)に出席し、全学からの研究代表者による研究発表を公聴した。

前田歯学部長からTharanga Nandasena氏へ学位記を授与
前田歯学部長からTharanga Nandasena氏へ学位記を授与

ペラデニア大学歯学部の教員との懇談
ペラデニア大学歯学部の教員との懇談

副学長室での懇談
副学長室での懇談

ペラデニア大学リサーチセッションにおける研究発表の様子
ペラデニア大学リサーチセッションにおける研究発表の様子

2.インドネシア・ガジャマダ大学での国際口腔生命学コースの
協定締結

2010年1月に前田健康歯学部長、宮ア秀夫教授、魚島勝美教授、事務から丸山景子総務係員がガジャマダ大学歯学部を訪問した。

Iwa Sutardjo歯学部長、前田歯学部長の両学部長の挨拶の後、新潟大学歯学部及び大学院医歯学総合研究科とガジャマダ大学歯学部における国際口腔生命科学履修コースに関する協定書を締結した。

引き続き、来年度に行う本コースの入学試験についての日程等打合せを行った。本コースは日本で1年間履修した後、出身大学に戻り、残り3年間は新潟大学からの短期教員派遣及びe-Learningの活用で必要単位を修得し、学位論文の作成指導を行うものであるため、より一層、双方での協力体制が重要である旨を確認した。

また、大学院生に加え、研究者レベルで学術交流、共同研究の可能性について議論し、大学院生を主体とするシンポジウムの開催の可否について意見を交換した。

協定書調印式の様子
協定書調印式の様子

ガジャマダ大学歯学部前にて記念撮影。左から2番目が前田学部長。同3番目がIwa Sutardjoガジャマダ大学歯学部長。
ガジャマダ大学歯学部前にて記念撮影。
左から2番目が前田学部長。同3番目がIwa Sutardjoガジャマダ大学歯学部長。

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