|在宅療養でのの問題点|口腔ケアの現状おいしく安全に食べるために介護認定審査会の現状

 

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2.サービス担当者会議

 サービス担当者会議は介護保険では「実施する事」となっているにもかかわらず、現実にはほとんど行われていないと聞く。時間的な余裕がないのが理由としては大きいのだろう。しかしサービス担当者会議を行う事で、ケアマネージャーと介護スタッフが利用者の状況やニーズ、ケアプランの基本方針を共通理解してケアを開始できることは大きなメリットとなる。利用者のニーズに対し、それぞれのサービスが果たす役割分担が明確であれば、介護場面で困った事が起こったり、利用者の状況が変わった時に、ケアマネージャーからのサービス内容変更指示があっても、理解されやすい。逆にサービス側からケアマネージャーに問題提起することも出てくる。また担当者がはっきりしているためケアスタッフからケアマネージャーへの連絡もしやすく、サービス同士の連絡や相談で解決できる部分もでてくる。またケアを提供していく中で、重要な問題が起こったとき、介護スタッフが集まって話し合える事は、ケアマネージャーが個々に電話などで連絡するよりも誤解も少なく効率的とも言える。
 たとえば、訪問介護者が訪問リハビリから利用者の介助方法を習う時、訪問リハビリが訪問介護の仕事内容を知っていれば、より実際的な指導ができる。
 これは前述の歯科衛生士と訪問介護者との間にも言える事であろう。

 

 

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