macro-aspirationの場合には、口腔細菌および口腔に定着している外来の細菌を、食塊などとともに下気道に吸引することにより、感染を引き起こします。
一方、micro-aspirationの場合には、咽頭に定着している口腔細菌あるいは外来の細菌が、自然落下により下気道に移動することにより、感染が成立します。健常人においても、睡眠中は約50%にmicro-aspirationが起こっているといわれていますが、繊毛運動による排除あるいは粘膜表面の免疫機能により、感染にはいたりません。(図1) |