歯学部の紹介Introduction of the Faculty of Dentistry

口腔生命福祉学科

歯科衛生士と社会福祉士の2つの国家資格を取得

超高齢社会を迎える我が国では、食べたり、飲み込んだりに障害(摂食嚥下障害)のある方が増加しています。

また、口の中の清潔を保ち、口腔機能を維持向上することが、肺炎の予防や全身状態の改善に繋がることが明らかになり、医療関係者や介護・福祉関係者などの口腔ケアに対する関心が高まっています。

こうした社会ニーズに対応できる専門家を養成することを目的に、口腔生命福祉学科では、すべての学生が卒業により歯科衛生士と社会福祉士の両国家試験受験資格を取得する全国唯一のカリキュラムを提供しています。

歯科衛生士

歯科診療所や病院の歯科口腔外科などで患者さんに対して、歯石除去や口腔衛生指導、歯科診療の補助行為を行うことが許されている歯科医療専門職の重要なスタッフです。また、市町村保健センターや企業の健康管理センターなどで、歯科保健サービスとして、むし歯などの予防処置や歯科相談・指導に従事する人もいます。歯科医療全体が治療から予防中心にシフトするなかで、歯科衛生士の活躍の場はますます広がっています。

歯科衛生士授業風景

社会福祉士

特別養護老人ホームなどの社会福祉・介護保険施設や地域包括支援センターなどで日常生活に困られている方を対象に、福祉の相談や指導・助言を行う福祉の専門家です。病院などで入院患者さんの退院後の保健・医療・福祉サービスの相談・調整を行うメディカルソーシャルワーカーとして従事する人もいます。高齢化に伴い、様々な背景により多様な支援を必要とする高齢者などが増加しており、社会福祉士の仕事はいっそう重要になっています。

社会福祉士授業風景
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なぜ2つの資格を取得するのか?

 食べることは生きるための基本であり、要介護者や障がい者の方にとっても「おいしく食べる」ことは最も重要な生きがいです。しかし、単純に見える「おいしく食べること」ひとつとっても、食べるために歯や入れ歯の治療をする人、全身の病気・障害の治療やリハビリテーションを行う人、食事介助をはじめとした介護、日常生活の支援をする人など様々な保健・医療・福祉関係者の十分な連携がなくてはその実現は困難です。

 そこで、口腔生命福祉学科では、歯科衛生士と社会福祉士という2つの資格を取得することにより、口腔や食べること(摂食嚥下)についての高度な専門知識をもったうえで、保健・医療・福祉を総合的に思考・マネジメントできる専門家を養成し、「おいしく安全に食べる」ために必要となる保健・医療・福祉サービスを総合的に受けられる社会を創ることを目指しています。

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学生からのメッセージ

濱野 美咲

濱野 美咲

Misaki Hamano
口腔生命福祉学科4年

口腔生命福祉学科で得られるもの

口腔生命福祉学科では、歯科と福祉の分野について学び、歯科衛生士と社会福祉士という2つの国家資格の取得を目指します。私が口腔生命福祉学科について初めて知ったとき、なぜ歯学部なのに歯科だけではなく福祉についても学ぶのだろうと思いました。同じような疑問を持つ方もいると思います。今後日本の高齢化がますます進行していく中で、医療と福祉の連携は大きな課題となり、重要視されています。そこで、私たちは「歯科」と「福祉」を学ぶことにより、どちらの課題に直面したときにも両方の視点から考えることができるような能力を日々養っています。1年次には五十嵐キャンパスで教養科目を学びます。他学部の学生と一緒であるため、交流の機会が多く充実したキャンパスライフを送ることができます。2・3年次は、旭町キャンパスで専門科目を学びます。歯科・福祉の講義を受けたり、相互実習や福祉施設の見学などを通して専門的な知識と技術を身に付けます。4年次は、大学病院での歯科臨床実習や学外の福祉施設に分かれて1か月間行う社会福祉現場実習が始まります。身に付けた技術や知識を最大限に活かすことができ、また、新たに多くのことを実際の現場で学ぶことができる恵まれた環境が整っています。学業だけではなく、歯学部全体で行われる運動会や各種球技大会があること、部活が充実しているのも魅力の1つです。私は硬式テニス部に所属していますが、部活を通して同級生はもちろん、先輩や後輩との交流の機会があります。部活でのつながりは私の大学生活をより豊かなものにしてくれています。冒頭で述べたように、2つの資格取得を目指すことが大変なのではないのかと感じる方もいると思いますが、心配しなくても大丈夫です。時に厳しく時に優しくご指導してくださる先生方、4年間の大学生活を共にする同級生、部活やサークルの仲間などたくさんのサポートがある中で学ぶことができます。そのようなサポートがあるからこそ、今しかできない様々なことに挑戦でき、自分の視野や可能性を広げることができます。ぜひ口腔生命福祉学科で4年間の大学生活を充実させてください。

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口腔生命福祉学科(カリキュラム)

卒業により学士(口腔保健福祉学)の学位
歯科衛生士及び社会福祉士国家試験受験資格を得られます

カリキュラム表
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社会現場に即した実践的な学習

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1年生は五十嵐地区で行われる英語、自然系共通専門基礎、人文社会・教育科学などの教養教育に関する授業科目を中心に履修します。また、旭町地区で「歯学スタディ・スキルズ」と「早期臨床実習ⅠB」が開講されます。2年生以上の専門教育に関する授業科目は、口腔生命福祉学科としての共通的な基盤となるコア科目、歯科衛生士としての科目を中心とした口腔保健関係科目、社会福祉士としての科目を中心とした福祉関係科目から構成されています。
専門教育では、社会現場で遭遇する場面や事例を元に、少人数グループで問題発見・課題解決型学習を行うPBL(Problem -Based Learning)を全面的に導入しています。また、すべての学年で学外の医療・福祉施設などでの実習を行うとともに、保健・医療・福祉の現場で実際に活躍されている専門家による講義・演習・実習を多く取り入れるなど、社会現場に即した実践的な学習が可能なカリキュラムとなっています。卒業判定に合格すると、4年生の1月には社会福祉士国家試験、3月には歯科衛生士国家試験を受験することができます。

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口腔生命福祉学科アドミッションポリシー

教育内容・特色

指導的専門職業人(歯科衛生士・社会福祉士)として、保健・医療・福祉に関する深い理解と専門的知識に基づき、これらを総合的に思考・展開できる人材を育成します。

教育目標

  1. オーラルヘルスプロモーション(口腔の健康増進)を理解し、展開できる人材の育成
  2. 患者様・利用者の方が真に必要とする保健医療福祉を総合的に提供できる人材の育成
  3. 自ら課題を発見し、その解決に向けた自発的な生涯学習を行うことができる人材の育成
  4. 幅広い関係者とのチームワークに基づく効果的な業務が行える人材の育成

求める学生像

  • 口腔の健康増進を基盤とした保健医療福祉に対し、高い目的意識を持った人。
  • 地域や国際社会で、保健医療福祉への貢献・向上に努めたいと思っている人。
  • 患者・利用者の方の痛みや苦しみを理解できる、人間性豊かな人。
  • 高等学校卒業レベルの幅広い基礎学力を身につけ、国語・英語の文章読解力及び表現力と論理的思考力を備えている人。
  • 自ら新しい課題に、意欲的に取り組もうとする人。
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