永久前歯の反対咬合
3歯以上の前歯が連続して交叉している場合を反対咬合といいます。日本ではこの不正咬合の比率が一番高い。
反対咬合はその原因により歯性、機能性、骨格性にわけられます。
この患者さんの場合しっかり咬むと4前歯が完全に反対になっています、この位置は下顎を前に突き出した状態で咬んでいるので本来の正しい位置ではありません。(機能性反対咬合)
本当は切端近くまで下がった位置で咬めますが、それ以上咬み込むと前歯がぶつかって前に出てしまいます。治療としては上下の歯の角度を変えて下の歯が上の歯の裏で咬めるようにすれば下顎を前に突き出すことなく、正しく交合できます。
反対咬合でも歯性、機能性の場合はちゃんと必要な時期に治療すれば治ります。