国際口腔保健医療教育研究センター(以下「センター」という。)は、平成23年(2011年)4月、新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生命科学専攻に設置しました。
センターは、現代の国際口腔保健医療ニーズに対応した「歯科発の再生医療を担うトランスレーショナルリサーチを実践できる人材」ならびに「国際的に通用する人材」の育成のために既存教育研究基盤および海外ネットワークを活用したプログラムの開発・推進を図ることを目的としています。
センターでは、既存の人的資源、ネットワークを有効に活用した人材育成開発・実践プログラム、「口腔粘膜細胞培養技術を応用した再生医療/臨床研究人育成プログラム<コースプログラム1>」と「WHO口腔保健ネットワークを活用した国際化プログラム<コースプログラム2>」を開発・実施する。
「コースプログラム1」では、口腔粘膜工学により口腔粘膜幹細胞研究を推進しこれら研究成果の臨床応用をマネジメントできる人材の育成を目指す。また、口腔粘膜幹細胞/前駆細胞の研究を進め、容易に採取できる歯肉細胞から生体の様々な上皮組織へ、臨床応用することを研究の最終目標とする。
「コースプログラム2」では、口腔保健医療分野における国際的な共同教育研究を推進できる能力の育成を一層推進するとともに、途上国支援をはじめとした国際的口腔保健施策を企画・調整・実践できるスペシャリストの養成を図る。