ミシガン大学訪問
- 開催日
- 平成24年4月10日~4月16日
- 場所
- ミシガン大学口腔外科学講座ラボ
- 訪問者
- 泉健次、加藤寛子
- 対応者
- Stephen E. Feinberg, Cynthia L. Marcelo
実施事業題目
- 国際口腔保健医療教育研究センターの指導の元、再生医療臨床研究人育成コースに特有のコースワーク科目を開発、整備する。
- 国内外の研究機関との教育・研究ネットワークの充実化を図る。
- トリプシンを使わない独自の細胞採取方法で獲得した培養粘膜細胞の、細胞学的特徴をセルソーティング、フローサイトメーターで網羅的に解析し、口腔粘膜幹細胞マーカーを検索する。
実施状況・内容等
歯学部出身の若手研究者が将来的に積極的に外部資金を獲得し、リサーチャーとして独立したスタンスで生き残り、グローバルに活躍する資質を身につけるには、研究環境がどうあるべきかに関する意見交換を行い、ミシガン大学歯学部口腔外科学ラボと新潟大学歯学部口腔解剖学で、そうした意欲のある若手人材の交流と育成を推進していくことを申し合わせた。
いわゆる歯学部出身のリサーチャーを中心とした研究組織では、考え方が似通っており、物事や実験を違った視点、あるいは側面から評価する機能が乏しいことが指摘されていることから、いかに他分野との交流を通じて、プロジェクトを多角的に進めていくという、プロセスの形成方法というものを、コースワークに組み込むことが本プロジェクトの成果達成のために重要であるという点で意見が一致し、その実践モデルとしてミシガン大学歯学部口腔外科ラボは、新潟大学に対して連携や協力を惜しまないという了解を得た。
トリプシンを使わない独自の細胞採取方法で獲得した培養粘膜細胞(皮膚由来、口腔粘膜由来をそれぞれ、ePuk,omPukと呼ぶことにした)の細胞学的特徴は、Mass Spectrometryで網羅的にタンパク発現の解析を始めることになった。