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令和元年度 FD講演会

FD名
歯学教育におけるアクティブラーニングの現状と実践例
日時
令和元年6月12日(水)17:00~18:15
場所
歯学部講堂
講師
口腔保健学講座 小野 和宏 先生
歯周診断再建学分野 高橋 直紀 先生
生体歯科補綴学分野 長澤 麻沙子 先生
概要
本FD講演会は、「歯学教育におけるアクティブラーニングの実践」の第2弾として、実際の新潟大学でのアクティラーニングの実施の現状と今後の展開ついて共有する目的で行われた。
まず初めに、前回の平成31年2月6日(水)に昭和大学の片岡竜太先生をお招きして行われた「歯学教育におけるアクティブラーニングの実践」の振り返りとして小野和宏先生から御講演を頂いた。歯学教育の中で医療人の育成を目的したアクティブラーニングが導入された経緯や意義、問題点等について片岡先生の公演内容を振り返るとともに、学修過程における知識の習得による内化と、アクティブラーニングによる高次の思考、認知プロセスの外化を相補的に行うことで深い学修が行われることが示された。その後、高橋直紀先生からは、歯周診断再建学分野の取り組みとして、座学における知識の習得過程でのmTBLを用いた汎用力の育成、さらに臨床実習の際の知識の統合、表現力を涵養するまでのプロセスにおけるアクティブラーニングの活用を紹介頂いた。長澤麻沙子先生からは、冠・ブリッジ実習プログラムについて目的を補綴物製作から製作プロセス重視への大きな転換を行った経緯とその過程について、実習の中でスモールグループディスカッションを活用した能動的学習の実践について紹介された。今後の展開として両分野ともアクティブラーニングの評価に関して強化を行っていることが挙げられ、講演後のディスカッションの中でもアクティブラーニングの評価や人的資源の質の担保、その実施効果などが議論され、参加者にとって今後の導入に際して意義あるFD講演会となった。

説明会の様子

アンケート結果

アンケート結果
  1. 今回のFD講演会はあなたにとって有意義なものでしたかアンケート結果
  2. 今回のFD講演会はあなたの興味に対して適切でしたかアンケート結果
  3. 「新潟大学歯学部におけるアクティブラーニングの取り組み」について理解が深まりましたかアンケート結果
  4. 今後このような主旨のFDを開催することについてはアンケート結果
  5. 今回のFD、および今後のFDについてのご意見等あればお願いします
    • 若手の先生の講演が新しい試みで良かった。
    • 実習のデジタル化は今後進むといいなと思いました。取り入れているところがあれば聞いてみたいです。
    • 他科の取り組みを知ることができて、自科のプログラムを考えるうえで大変参考になりました。
    • 今日の発表資料をください。
    • 歯周、クラウンブリッジともに実習の見直しが進んでおり、積極的な取組みが行われていることに驚いた。マンパワーの問題はあるが、可能な点から見直していくことが必要と感じた。
    • 各科の取り組みが参考になりました。ありがとうございました。
    • 各講座の取組みを知ることができ大変有意義でした。各講座ともにかなりの労力を準備に費やされたと思い頭が下がる思いですが、それを決意させるような、学生側の要因は何があるのでしょうか。小野先生からの御説明にあったように、学生の質や多様性もその要因となったのでしょうか。今後その辺りのテーマもFDの内容として扱っていただけると大変興味深いと思います。
    • 他分野での実践例は大変参考になりました。基礎医学教育への導入例をご紹介いただけるとうれしいです。

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