- 内容
- 第2回 新潟大学歯学部FDワークショップ
- 日時
- 平成15年12月13日~14日
- 場所
- ウェルサンピア新潟
ワークショップの趣旨と今回の課題
卒前歯学教育の主な目的は質の高い臨床歯科医の養成である。この目的を達成するためには、卒前歯学教育の最終段階である卒前臨床実習を充実させることが必要で、臨床実習施設の充実や人員の確保等ハード面のみならず、実習内容などソフト面での充実を図ることが必要不可欠である。すなわち、臨床実習の指導にあたる教官の役割が非常に重要であると言える。
加えて、上述したとおり臨床実習を卒前歯学教育の最終段階と捉えれば、臨床実習開始前の歯学教育は充実した臨床実習を行うための基盤作りとしても重要な位置を占める。
今回のワークショップは新潟大学歯学部教官を対象に、その教育・指導能力の向上を図ることを目的として実施する。主題は「卒前臨床教育」とし、カリキュラム立案能力ならびに教育・指導技法を習得することを目的とする。
ワークショップのテーマと到達目標
テーマ
臨床実習 ―目標から評価まで―
到達目標
一般目標(GIO)
より良い歯学教育を実践するために、教育への関心を深め、望ましい学習プログラムを立案を推進する能力および指導力を身につける。
行動目標(SBOs)
- 望ましい教育の原理ならびに指導の姿勢を説明する。
- 基礎的な臨床能力の習得に適する学習システムを示す。
- カリキュラムの構成ならびに立案の手順を説明する。
- 目標、方略ならびに評価方法の要点を述べる。
- 患者・社会のニーズに配慮した実習システムのあり方について説明する。
- 適切な臨床実習プログラムを立案する。
- 立案したカリキュラムを評価する。
- 実習生の態度・技能教育とその評価方法を企画する。
- 熱意をもって卒前臨床実習改善に取り組む。
- 学習体制改善に対する抵抗の克服を説明する。
ワークショップ参加者およびグループ構成(順不同・敬称略)
グループ | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
A | 朔 敬 | 顎顔面口腔病理学(病理) |
富田 文仁 | 齲蝕学(1保存) | |
河野 芳朗 | 硬組織形態学(2解剖) | |
小野 由起子 | 口腔再建外科学(1口外) | |
尾崎 康子 | 加齢・高齢者歯科学(2補綴) | |
荒井 良明 | 特殊歯科総合治療部 | |
田辺 義浩 | 小児口腔科学(小児歯科) | |
B | 鈴木 一郎 | 医療情報室 |
飯田 明彦 | 顎顔面口腔外科学(2口外) | |
吉澤 達也 | 細胞機能制御学(薬理) | |
金谷 貢 | 歯科生体材料学(理工) | |
三富 智恵 | 小児口腔科学(小児歯科) | |
杉田 典子 | 歯周診断・再建学(2保存) | |
佐藤 一夫 | 加齢・高齢者歯科学(2補綴) | |
C | 橋本 明彦 | 加齢・高齢者歯科学(2補綴) |
依田 浩子 | 顎顔面口腔病理学(病理) | |
芳澤 享子 | 口腔再建外科学(1口外) | |
庭野 和明 | 齲蝕学(1保存) | |
韓 臨麟 | 齲蝕学(1保存) | |
福井 忠雄 | 咬合制御学(矯正) | |
D | 渡辺 孝一 | 歯科生体材料学(理工) |
Stegaroiu Roxana | 加齢・高齢者歯科学(2補綴) | |
上松 弘幸 | 口腔環境・感染防御学(細菌) | |
佐野 富子 | 小児口腔科学(小児歯科) | |
竹石 英之 | 摂食・嚥下障害学(加齢歯科) | |
永田 昌毅 | 顎顔面口腔外科学(2口外) | |
村田 雅史 | 歯周診断・再建学(2保存) |
ワークショップ参加スタッフ
役職 | 氏名 | 所属 |
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ディレクター | 魚島 勝美 助教授 | 加齢・高齢者歯科学分野 |
顧問 | 宮崎 秀夫 病院長 | 口腔保健推進学分野 |
前田 健康 副学部長 | 顎顔面解剖学分野 | |
特別顧問 | 俣木 志朗 教授 | 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科歯科医療行動学分野 |
タスクフォース | 高木 律男 | 顎顔面口腔外科学分野 |
興地 隆史 | 齲蝕学分野 | |
齋藤 功 | 歯学部附属病院矯正歯科診療室 | |
山村 健介 | 顎顔面機能学分野 | |
中島 貴子 | 歯周診断・再建学分野 | |
藤井 規孝 | 加齢・高齢者歯科学分野 |