- 演題名
- 「初年次教育におけるパフォーマンス評価―学生レポートをどう評価するか―」
- 日時
- 平成23年12月15日 16:30~19:00
- 講師
- 松下 佳代 京都大学高等教育研究開発推進センター教授
- 参加者
- 全スタッフ 合計110名
前半の講演では、大学における学習評価法、パフォーマンス評価の位置づけとその一環としてのルーブリック利用法について、海外での先行事例などを交えて紹介いただいた。
後半のワークショップでは、3人1組が10組となって、実際に歯学部1年生から提出されたスタディスキルズのレポートを通して、小野和宏先生らが作成した十字モデル・ルーブリックを利用して、グループモデレーションを行った後に、各グループの評価とその概要の発表を行い、さらに講師を交えてディスカッションを行った。ルーブリックはある程度の普遍性をもちながら、科目によっては柔軟な対応を求められること、さらに評価者のみでなく、学習者にも提示されることで評価基準やその項目を明確化できることなどが解説された。
短時間での講義とワークショップであったが、活発な討論が行われた。本講演会およびワークショップで得られた経験を歯科医学教育、大学院教育にどのように還元していくかも含めて、今後も考えていく必要があることを痛感させられた。