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 顎口腔インプラント治療部は顎関節症治療部門と,口腔インプラント治療部門の2部門を統括する新潟大学医歯学総合病院の中央診療部門です.
 顎関節症は,口が開かない,顎に音がする,顎が痛いといった症状を治療する部門です.顎関節症の原因は顎や筋肉にオーバーロードが加わることによって生じると考えられています.治療は顎や筋肉に加わる負荷を減らすこと,痛みや筋肉の緊張に対する対処療法を行います.初期治療として患者教育やセルフケア指導,理学療法,薬物療法,マウスピース療法が行われます. 3ヶ月を目安としたこれらの初期治療で,80%以上の患者様は症状が改善し,日常生活に支障が無い程度に回復します.
 口腔インプラントは,歯の欠損に対して人工歯根であるインプラントを用いて機能回復をする治療法です.インプラントは非常に長持ちする治療法ですので,欠損した部位のみでは無く,口腔内全体の長期経過を見越した治療法の選択が大切であると考えております.また,手術を伴いますので,術前の診査と診断をしっかりとして,安心・安全なインプラント治療を目指しています.

NEWS & TOPICS

  • 2023.09.15 第53回日本口腔インプラント学会学術大会にて大学院生の松崎奈々香が演題「光反応性ポリマーコーティングによるインプラントブリッジのバイオフィルム形成抑制効果:ランダム化二重盲検スプリットマウス臨床試験」のポスター発表をします.
  • 2023.09.10 日本補綴歯科学会第3回補綴歯科専門医研修会にて荒井良明が「顎関節障害に起因する咬合機能障害患者の補綴治療」の講演をします. 
  • 2023.5.20 日本補綴歯科学会132回学術大会にて高嶋真樹子の演題「小さなゴニアルアングルはインプラント後期喪失の予測因子である:後向き観察研究」が課題口演賞を受賞しました.
  • 2022.11.25 WHITECROSS Web Live Seminarにて荒井良明が「細菌負荷に強いインプラント治療 ― マージナルボーンロスを防ぐには ―」の講演をします.
  • 2022.10.30 令和4年度新潟県歯科医学大会 学術講演にて荒井良明が「本当はやさしい顎関節症の治療ー歯科医に易しく患者にも優しい-」の講演をします.
  • 2022.8.7 日本口腔インプラント学会関東・甲信越支部第12回学術シンポジウムのメインテーマ「インプラント治療の長期的成功のために―基礎と応用」にて高嶋真樹子が.「咬合力はインプラントの長期予後に関連するか」の講演をします.
  • 2022.7.2~3 第35回日本顎関節学会学術大会 シンポジウム「アプライアンス療法を掘り下げる」にて荒井良明が「補綴的視点からアプライアンス療法を深掘りする」の講演をします.
  • 2021.12.17 第51回日本口腔インプラント学会学術大会にて大学院生Akter Tahrimが"The Cross-sectional area of the masseter muscle and late implant failure: A Case-Control study”のポスター発表をします.
  • 2021.11.14 日本歯科補綴学会第6回補綴歯科臨床研鑽会プロソ’21 シンポジウム「顎関節とフルマウスリコンストラクション・インプラントによる無歯顎補綴治療」にて荒井良明が「顎関節や筋障害患者におけるフルマウスリコンストラクション 」の講演をします.
  • 2021.10.23 第34回日本顎関節学会学術大会にて高嶋真樹子が「顎関節症共通研修で研修歯科医は何を得られたか:研修終了後アンケート調査」のポスター発表をします.
  • 2021.6.19 日本歯科補綴学会第130回学術大会 シンポジウム「ディスファンクションとパラファンクションの顎運動と下顎位」にて荒井良明が「顎関節の形態変化や筋障害に起因する咬合異常における新たな下顎位の設定」の講演をします.
  • 2020.9.19 第50回日本口腔インプラント学会学術大会にて荒井良明が「新潟大学医歯学総合病院における口腔インプラント治療の14年間の臨床統計」のポスター発表をしました。
  • 2020.4.1 顎関節治療部にインプラント治療部が合併され,新たに顎口腔インプラント治療部が発足しました.
  • 2019.12.14 日本補綴歯科学会関越支部の市民フォーラム(高崎市)にて荒井良明が歯を失ったあなたに合った治療法は?〜ブリッジ?入れ歯?それともインプラント?〜」の講演を行いました。
  • 2018.07.08 高嶋真樹子,奥村暢旦,荒井良明,河村篤志,田中 裕,髙木律男による論文(顎関節症長期病悩患者におけるエゴグラムチェックリストを活用した自我状態の検討.日顎誌 29(2):92-99,2017)が平成29年度日本顎関節学会学術奨励賞最優秀賞「覚道健治賞」を受賞しました.
  • 2017.09.24 歯科衛生士の稲野辺紫巳が第47回日本口腔インプラント学会(仙台市)において,演題名「人工歯肉付きインプラントブリッジに対する プロフェッショナルケア後の 細菌数と患者満足度の評価」を発表し,歯科衛生士優秀発表賞(ヒューフレディー賞)を受賞しました.
  • 2015.04.01 歯科衛生士の白井友恵が2014年6月28日に第25回日本スポーツ歯科医学会(大阪市)において発表した,演題名「 S-PRGフィラー含有マウスガード材料のう蝕抑制効果」,2014年度日本スポーツ歯科医学会研究奨励賞に選ばれました.
  • 2014.07.19 高嶋真樹子が第26回日本顎関節学会(福岡)において,演題名「咀嚼筋痛障害患者の終日咬筋の筋活動分析」を発表し,ポスター発表優秀賞を受賞しました.
  • 2012.07.14 社会人大学院生の高嶋真樹子が第25回日本顎関節学会学術大会(札幌)において,演題名「超音波診断装置を用いた咬筋の硬さの定量的評価」を発表し,ポスター発表優秀賞を受賞しました.