教 育Education

当分野では歯学教育に関する世界の潮流を常に意識して講義・実習内容を常にアップデートし、学習者が
将来に亘って生かせる知識と技能を身につけられるよう努力しています。
我々が担当する主な教育分野は冠ブリッジ補綴学ですが、現在これ以外にも多くの講義・実習を担当しています。

■ 早期臨床実習Ⅰ(1年次)
各診療科がすべて担当する実習で、各自が一度ずつ外来を見学に来ます。
■ 早期臨床実習Ⅱ(3年次)
当分野では模型やシミュレーターを使った歯の形成実習を行っています。
■ 歯の形態学(3年次)
歯の形態に関して総合的に学習するための科目で、講義には多くの分野に参画していただいています。当分野は歯型彫刻実習と一部の講義を担当しています。
■ 歯冠修復学(3年次)
当分野が担当するメインの講義実習です。
動画の視聴による事前学習、毎回の講義と実習の連動、頻回の小テストによる知識の確認、グループ討議、実習、解説とポートフォリオ記入による実習の振り返り、細かい評価など、従来の実習スタイルとは全く異なる方法によって知識と技能の定着を図っています。
■ 欠損補綴学Ⅱ(4年次)
歯冠修復学に引き続いて行う、ブリッジを中心とした学習をする講義・実習です。
この科目には実際の臨床例を題材にしたグループ討議を含み、先進的な技工所の見学もしています。
■ 総合模型実習(5年次)
本学歯学部が世界に先駆けて取り入れた5年生の実習で、模型を使って患者さんに提供すべき総合的な治療を自分自身で立案し、模型でこれを実行する実習です。
4年生までの実習と異なって、インストラクターの指示通りに進める実習ではなく、模型を使った実習とこの直後に始まる臨床実習を繋ぐ役割をしています。
■ ポリクリ(5年次)
当分野では模型実習と臨床実習を繋ぐ、より臨床的な知識と技能の確認を目標として各種解説と実習を行っています。
■ 臨床実習(5、6年次)
臨床系6分野がインストラクターを担当しています。
当分野は冠ブリッジに関する治療の際にインストラクターとして指導します。
当分野では歯科医師であるすべての教員が参画しています。
また、臨床実習中には教授の外来診療およびいずれかの分野スタッフの外来診療を最低1回見学してもらっています。
自分の診療と私たちの診療との違いを目の当たりにすることに大きな意味があると思っています。
■ 臨床推論(6年次)
臨床実習中に行なう演習で、実際の臨床症例を題材にしてグループ討議を行い、一口腔単位の治療の必要性を強く意識することを目標としています。臨床実習中に経験できる治療に限りがある現状では、これを補完する意味で非常に重要な演習です。
■ その他
上記以外にも当分野のスタッフは各種講義に参画しています。
歯科理工学、生涯にわたる歯と咬合(PBL)、口腔生命福祉学科の講義などです。