卒業後の進路

歯学科を卒業すると

実践的な実習で確かな技術を習得

6年生の1月初めに卒業判定が符われ、卒業見込みが確定すると、2月初旬(予定)の歯科医師国家試験を受験します。歯科医師国家試験は全国の主要都市で実施され、新潟大学歯学部の卒業生は新潟市で受験します。試験約1ヶ月半後に国家試験の発表があり、めでたく合格すると歯科医師免許証を手にすることとなり、歯科医師としての第一歩を歩み始めます。

卒業後の進路

歯科医師免許を取得しても勉強していかなければならないことはまだまだあり、診療に従事しようとする歯科医師は1年以上大学に附属する病院や厚生労働大臣の指定する病院もしくは診療所で臨床研修を受ける必要があります。この場合、非常勤の歯科医師として、学生時代に習得した知識、医療技術をより高度なものにするため、優秀な指導者の的確な指導のもと、臨床研修をすすめ、自己の研鑽に努めます。

歯学部卒業後の進路はみなさんが考えているより狭くはなく、卒業生はさまざまな分野に進出し、活躍しています。病院や一般開業歯科診療所に勤務する者に加え、大学院に進み研究生活にはいり、博士号を取得する者、大学院で高度な専門医療技術を身につけ、博士号を取得する者、公衆衛生など歯科医療行政に進む者など、さまざまな進路があります。また、日常の歯科診療のかたわら社会人で大学院に入学し、博士号を取得する者もいます。新潟大学大学院医歯学総合研究科では、このような社会人の生涯学習、リカレント教育の一環として、通常の大学院に進学できない人のための、昼夜開講制の大学院を開設しています。