生体組織再生工学分野の泉健次教授らが非侵襲的に細胞を評価する技術を開発しました

2021年05月19日 トピックス 研究結果

生体組織再生工学分野の泉健次教授、医歯学総合病院歯周病科の干川絵美医員、研究推進機構超域学術院の佐藤大祐助教の研究グループは、オプティカルフローという画像解析技術を利用することで、再生医療に培養される口腔粘膜上皮細胞の運動能(平均移動速度)が細胞の増殖能と相関することに加え、口腔粘膜上皮への分化能を予測する指標となることを突き止め、非侵襲的に細胞を評価する技術を開発しました。

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この技術を他の種類の培養細胞にも応用することで、非侵襲的かつ定量的に細胞品質評価を行えるツールとして再生医療の発展に寄与することが期待されます。

研究成果発表論文:
Cells/colony motion of oral keratinocytes determined by non-invasive and quantitative measurement using optical flow predicts epithelial regenerative capacity. Sci. Rep.11, 2021
doi: 10.1038/s41598-021-89073-y

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