う蝕学分野の髙原信太郎歯科医師らが、歯髄再生に重要な幹細胞を発見しました

2025年05月02日 トピックス 研究結果

う蝕学分野大学院生の髙原信太郎歯科医師、医歯学総合病院歯の診療科の大倉直人講師、う蝕学分野の野杁由一郎教授らの研究グループは、血液を用いた歯髄(歯の神経)の再生治療では、歯の根が完成した歯では未完成の歯に比べて歯髄の再生に不利であること、歯髄の再生にはα-SMA陽性の間葉系幹/間質細胞(Mesenchymal Stem/Stromal Cells: MSCs)の遊走が重要であることを、動物モデルを用いて世界で初めて明らかにしました。本成果によって、これまでとは異なる、誰もが享受可能な新しい歯髄再生治療の提供へ一歩近づきました。
本研究成果は、2025年4月18日、科学誌「Journal of Dental Research」のオンライン版に掲載されました。

 

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研究成果発表論文
掲載誌:Journal of Dental Research
論文タイトル:Influence of Tooth Maturity on Healing Outcomes in Regenerative Endodontics
著者:Shintaro Takahara, Naoto Ohkura, Nagako Yoshiba, Rosa Baldeon-Gutierrez, Susan Gomez-Kasimoto, Naoki Edanami, Takako Ida, Shoji Takenaka, Kunihiko Yoshiba, Yuichiro Noiri
doi:10.1177/00220345251325

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