小野高裕教授、堀一浩准教授らが研究に携わった取り組みが「グッドデザイン・ベスト100」を受賞しました

2020年10月14日 トピックス 研究結果

包括歯科補綴学分野の小野高裕教授、堀一浩准教授らが研究に携わったシャープ株式会社の咀嚼計bitescan(バイトスキャン)に関する取り組み『「噛む」を計り、気づき、行動を変えるヘルスケアサービス「bitescan」』が、「2020年度グッドデザイン賞」(公益社団法人日本デザイン振興会主催)において、審査委員会により特に高い評価を得た100件に与えられる「グッドデザイン・ベスト100」を受賞しました。

bitescanはスマートフォンアプリと連動して食事などにおける咀嚼の回数やスピードを正確に計測することができる咀嚼計で、小野教授らはシャープ株式会社や本学医学部と連携して、bitescanで計測された咀嚼に関するデータを基に、正しく「噛む」ことによってヘルスプロモーションの可能性を広げる研究を行っています。

一連の研究に関しては国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「IoT等活用行動変容研究事業」として、「“噛む”を測ることによるヘルスプロモーションシステムの開発に関する研究」(2017~2018年度)、「ウェアラブルデバイスを用いて“噛む”を行動変容することによる食生活の適正化」(20019~2021年度)が採択されています。

 

■小野高裕教授よりコメント

このたびの受賞は、「咀嚼をはかり・気づき・行動する」と言う一連の取り組みが広く社会的に評価されたもので、「咀嚼と健康」を研究する者として大きな喜びです。歯科の最大の専門である「咀嚼」を切り口にあらゆる年代の健康に貢献できるよう、今後もシャープ株式会社、本学医学部をはじめ、さまざまな異分野との共同研究に取り組んで行きたいと考えています。

 

■堀一浩准教授よりコメント

我々は、噛むことや飲みこむことに関する研究を継続して行っています。そのなかで、5年前から一緒に共同研究をしている、「噛む」を計り、気づき、行動を変える活動という取り組みが認められたことは非常にありがたく思います。この取り組みを活かしながら、噛むことと噛めることの有用性を発信していきたいと考えています。

 

記者会見の様子はこちら(新潟大学ホームページ)

 

 

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