口腔保健学分野の山崎和久教授(研究当時、現所属:理化学研究所生命医科学研究センター)と理化学研究所生命医科学研究センター粘膜システム研究チームの大野博司チームリーダーらの共同研究グループは、肥満による腸内細菌の変化が慢性炎症性歯周疾患(歯周病)における歯槽骨破壊を促進する仕組みを明らかにしました。
本研究により、肥満者における歯周病治療において、従来の歯科治療に加えて腸内細菌への介入が有効である可能性が示されたことから、歯科治療の際に補助的に併用するプロバイオティクスの探索・開発が期待されます。
研究成果発表論文:
Obesity-Related Gut Microbiota Aggravates Alveolar Bone Destruction in Experimental Periodontitis through Elevation of Uric Acid.
掲載誌:mBio
doi: 10.1128/mBio.00771-21