公益財団法人 食の新潟国際賞財団主催の「にいがた食と農の未来」学生ビジョンコンテスト2024では、新潟県内の大学や専門学校等に在学する学生から、新潟の食品産業や農業及び関連産業の課題解決と、持続可能な産業として将来さらに大きく発展するためのアイデアや画期的な提案が募集され、11月9日(土)に決勝大会が行われました。
決勝大会には一次審査を通過した10チームが出場し、本学部の歯科薬理学分野において早期研究マインド醸成活動の一環として研究に取り組んでいる歯学科4年生の西川眞生さん、3年生の坂井幸介さんのチーム「柿の種」が準グランプリを受賞しました。
■チーム名: 柿の種
■作品名: 菌活バーガー! 〜新潟の新・ご当地グルメをつくろう〜
■概要:醸造産業が盛んな新潟県では、酒粕が豊富に生産されているが、その活用方法が難しく、処理にも費用がかかることから、酒蔵にとって経営圧迫という課題がある。そこで、本プロジェクトは、酒粕を利用した新潟の新しいご当地グルメとしてハンバーガーセットを作り、
1. 健康促進効果
2. 醸造産業の安定化
3. フードロス削減
4. 新潟の観光産業の活性化
という4つのビジョンに取り組むことを目的とした。
酒粕を麹菌、酵母菌、酢酸菌という3種類の菌によって再発酵させることによって、ハンバーガーの米粉バンズ、麹プロテイン含有パティ、粕酢BBQソースを作成した。現在、研究中の酒粕の健康効果も訴求して、消費者の健康増進にも役立てていきたいと考えている。
発表の様子
左)坂井幸介さん 右)西川眞生さん