公益財団法人 食の新潟国際賞財団主催の「にいがた食と農の未来」学生ビジョンコンテスト2025では、新潟県内の大学や専門学校等に在学する学生から、新潟の食品産業や農業及び関連産業の課題解決と、持続可能な産業として将来さらに大きく発展するためのアイデアや画期的な提案が募集され、令和7年11月8日(土)に決勝大会が行われました。
本大会には一次審査を通過した12チームが出場し、歯学科3年の大川原浩将さん(歯科薬理学分野)と医歯学総合研究科3年のステファニー・カスティーヨさん(口腔生化学分野)によるチーム「サケマッシュ」が、見事『特別賞』を受賞しました。

■チーム名:サケマッシュ
■作品名: 捨てない未来へ:新潟酒粕キノコが変える地域・食・健康の三重奏
■概要:清酒造りが盛んな新潟県では、酒粕が豊富に生産される一方、その活用が難しく、処理費用がかさむことから、酒蔵にとって大きな負担となっています。チーム「サケマッシュ」は、この地域課題に対し、酒粕をキノコ栽培の菌床として再利用する取り組みを提案しました。研究の結果、酒粕が白ヒラタケの成長を促進することを確認。副産物である酒粕から新たな食資源であるキノコを生み出すことで、新潟から「捨てない未来」を広げる可能性を示しました。

左)大川原浩将さん 右)ステファニー・カスティーヨさん
