微生物感染症学分野の滝澤史雄歯科医師らが、ナノ技術で水と空気から消毒液を生成できることを報告しました

微生物感染症学分野の滝澤史雄歯科医師（大学院生、新潟大学フェローシップ生）と同分野の土門久哲准教授・寺尾豊教授らは、空気から生成したオゾンをナノ技術で水に長時間浮遊化させることにより、安全安心かつ安価な消毒液が作成できることを報告しました。また、歯学部生の清水香奈さんも、歯学科授業「歯学研究演習」の一環として研究に参画し重要な解析を担当しました。本消毒液は，抗生物質が効かない耐性菌にも効果を発揮し，低コストで環境負荷の低いSDGsな長所も有します。

本研究は本学工学部の牛田晃臣准教授とフューテックニイガタ合同会社との医工連携・産学連携で実施され，本研究成果は、2023年4月12日、国際科学誌PLOS ONEの電子版に公開されました。

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研究成果発表論文
掲載誌：PLOS ONE

論文タイトル： Ozone ultrafine bubble water exhibits bactericidal activity against pathogenic bacteria in the oral cavity and upper airway and disinfects contaminated healthcare equipment

著者： Takizawa F, Domon H, Hiyoshi T, Tamura H, Shimizu K, Maekawa T, Tabeta K, Ushida A, Terao Y

doi：10.1371/journal.pone.0284115