ネパール・カトマンズ大学医学部歯学科コースと交流協定を締結しました

2023年02月09日 トピックス 国際交流

新潟大学歯学部は,ネパール・カトマンズ大学医学部歯学科コース(Course for Dental Science, Kathmandu University School of Medical Sciences)と部局間交流協定を締結しました。

令和5年2月2日に,前田健康歯学部長,冨原 圭教授(顎顔面口腔外科学分野)と事務職員1名がネパールの首都カトマンズ近郊にあるデュリケルを訪問し,調印が行われました。カトマンズ大学医学部からはRajendra Koju医学部長, 歯学科のUpadhyaya教授をはじめ, 多くの参加者が調印式に出席しました。

カトマンズ大学医学部とは,これまで,冨原教授が日本口腔外科学会とネパール口腔外科学会が合同で開催する合同学術会議への出席,学術交流ならびに手術供覧をはじめとする医療交流,さらには歯科医師の技術研修指導を行ってきました。このたび,カトマンズ大学から,学生交流を含め学術交流のさらなる促進のため,新潟大学歯学部との交流協定を締結したいとの申し出があり,協定の締結に至りました。

カトマンズ大学は1991年に設立された公立の総合大学で,7学部(School of Arts, School of Education, School of Engineering, School of Law, School of Management, School of Medical Sciences, School of Science)から構成されています。歯学コースは医学部の中に学生1学年の定員50名,教育期間5年半の教育課程として設置されています (https://kusms.edu.np/bachelor-in-dental-science/)。

このたびの部局間交流協定の締結により,共同研究の推進,歯科医療技術支援や若手教員・大学院生の研究交流の促進が期待されます。また,臨床・基礎研究に関するネパールでの拠点形成を目指し,ネパールからの研究者,歯科医師を受入れ,手術手技などの技術指導を行うこととしています。さらに,学生レベルでは短期派遣および短期受入による交流およびネパールからの国費留学生の獲得を目指した大学院特別プログラムの開発等を行う予定にしています。


写真左から,カトマンズ大学歯学科Upadhyaya教授,Rajendra Koju医学部長,本学前田歯学部長,冨原教授


多くの関係者が参加し,和やかな雰囲気の中調印式が執り行われました。

カトマンズ大学Upadhyaya教授からキャンパス内の教育施設の説明を受け,活発な意見交換が行われました。

 

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