台湾・高雄医学大学歯学部と部局間交流協定を締結しました

2023年10月26日 トピックス 国際交流

新潟大学歯学部は,台湾の高雄医学大学歯学部(School of Dentistry, College of Dental Medicine Kaohsiung Medical University)と部局間交流協定を締結しました。

高雄医学大学は、台湾で最も歴史の長い私立医学大学として、1954年に「高雄医学院」として設立され、1957年には台湾初の私立歯学部が設立されました。1990 年には台湾で歯科初の学位プログラムを設立、1992年には口腔保健科学大学院研究所(GIOS)を設立して歯科公衆衛生を促進するための具体的な基盤を提供しています。近年、多くの海外歯科大学・歯学部との国際交流を開始しており、現在では日本の8大学を含む18校との姉妹校締結を結んでいます。

2023年3月に高雄で開催されたInternational Symposium on Transdisciplinary Care for Dysphagiaに井上 誠 歯学部長が参加したことをきっかけとして学術交流に関する話し合いの場が設けられ、2023年6月に井上歯学部長と高雄医学大学Jiiang-Huei Jeng歯学部長がリモートにて会談し、協定締結の合意が得られました。

このたび2023年10月17日に井上歯学部長,真柄 仁 講師(摂食嚥下機能回復部)が同校を訪問し、高雄医学大学からはJiiang-Huei Jeng歯学部長、歯科補綴科のTing-Hsun Lan先生をはじめ、多くの参加者が調印式に出席しました。調印式前にはシンポジウムが開催され、井上歯学部長からは「Role of Oral Function in Swallowing」と題して、超高齢社会を背景とした摂食嚥下障害患者数の増加や関連する臨床紹介の他、部局間協定をきっかけとした共同研究や学生間交流事業に関して期待される取り組みが紹介されました。

このたびの部局間交流協定の締結により、共同研究の推進、若手教員・大学院生の研究交流の促進が期待されます。さらに、学生レベルでは短期派遣および短期受入による交流を行う予定としています。

 

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