分野長 丹原 惇
教育内容
歯科矯正学 Orthodontics
研究内容
歯科矯正学分野では以下の項目について研究を進めています。 ●顔貌の美しさに関する研究 ●顎変形症患者の顎顔面領域における軟組織、硬組織に関する三次元的解析 ●歯・顎骨の移動に関する生体力学的分析 ●口唇裂・口蓋裂の発生学的研究 ●術前鼻歯槽形態誘導治療(PNAM)の口唇外鼻形態改善への効果 ●矯正治療に伴う歯根膜の変化 ●歯列模型の三次元解析システムの開発 ●顎変形症患者の治療による摂食嚥下機能の変化 ●矯正治療後の長期安定性 ●睡眠時無呼吸と顎顔面形態との関連性
臨床内容
新潟大学病院・矯正歯科では患者さんひとり一人の歯列の形や大きさに合わせスタンダードエッジワイズ装置を使用したオーダーメイドの矯正歯科治療を行っています。 歯ならびの乱れやかみ合わせのずれを改善させるだけではなく、患者さんひとり一人にあった口元の形態やバランスのとれた顔貌の獲得にも重点を置き、それぞれの方のQOL向上に寄与するべく治療を提供しています。また、矯正歯科治療を行うことで、齲蝕や歯周疾患に罹患しにくくなるだけではなく、発音や咀嚼・嚥下など機能面の改善や向上の観点からも矯正歯科治療は重要です。 一方、口唇裂・口蓋裂に対しては、口腔外科・形成外科、言語治療室などと連携し、出生児から成人に至るまで集学的・総合的な治療を提供しています。顎変形症に対しては、口腔外科と連携し、顎矯正手術と歯列矯正を組み合わせた外科的矯正治療を行っています。
分野のホームページ
https://www5.dent.niigata-u.ac.jp/~orthod/index.html
附属病院のリンク
https://www.nuh.niigata-u.ac.jp/departments/dentistry06
主な研究テーマ図